【2025年】前橋育英高校 理科 入試分析と対策　　前橋市西片貝町の塾『慎塾』 | 前橋市片貝で塾に通うことをお考えの小中学生や高校生に役立つ情報をお届け

• 試験時間：45分
• 満点：100点
• 大問数：7題
• 総問題数：40問

大問1･2が生物

大問3･4が化学

大問5･6が物理

大問7が地学

です。

2025年の理科の出題構成は次の通りです。

• 第1問：生物（植物の分類・光合成）……7問

• 第2問：生物（遺伝）……7問

• 第3問：化学（化学変化）……6問

• 第4問：化学（化学変化）……6問

• 第5問：物理（電流）……4問

• 第6問：物理（運動とエネルギー）……4問

• 第7問：地学（地震）……6問

合計で40問。どの単元もまんべんなく出題されており、基本知識から思考力、計算力まで幅広く問われる構成です。

2025年の各分野ごとの出題バランスは次のようになっています。

• 生物：知識問題6問、思考問題8問

• 化学：知識問題1問、思考問題1問、計算問題10問

• 物理：計算問題8問（知識・思考問題なし）

• 地学：知識問題4問、計算問題2問

全体として、計算問題の比重が高く、特に化学と物理で計算力が求められます。
生物は思考問題が多く、暗記だけでは対応しにくい内容です。

2025年度の理科は全体的に「標準レベル」と言えます。
ただし、いくつかの問題には工夫が必要でした。

例えば、第4問の化学では「メタンの質量と体積」に関する問題が出題されましたが、
これは一般的なワークや問題集ではあまり見かけないタイプの問題です。

生物の「遺伝」や、物理の「電流」「運動とエネルギー」に関しても、
内容自体は難しくありませんが、「問題の意味を正確に読み取り、図を書いて考える力」が問われました。

単なる知識暗記ではなく、知識を“考えるための道具”として使えるかが合否を分けるポイントです。

理科で得点を伸ばすためには、次のような学習が効果的です。

1. 「なぜそうなるのか」を意識する学習をする
   暗記だけでなく、現象の原因や仕組みを考えながら学ぶことが大切です。

2. 過去問のやり直しを丁寧に行う
   間違えた問題はそのままにせず、解説を読んで理解を深めましょう。

3. 類題演習で知識を応用できる状態にする
   ワークなどを使い、似た問題を解くことで知識を確実にするとともに「考える力」を磨きます。

4. 苦手単元を放置しない
   1問ずつ納得して理解し、自信を持って解ける範囲を増やしていきましょう。

前橋育英高校の理科は、知識問題と計算問題のバランスが良く、
「理解して考える力」を重視した問題が増えてきています。

正しい知識を身につけた上で、「どうしてそうなるのか」を考える練習を重ねることで、
理科は十分に得点源にできる教科です。

過去問やワークを使いながら、理解の深さを積み重ねていきましょう。