○○観を持つ  前橋市西片貝町の塾『慎塾』

query_builder 2023/06/18
中学生
education

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夏期講習 

こんにちは。


今日は保護者面談があり、

お父さん・お母さんと話をし、

預かったお子様に対して、

精一杯の関わり方をすることは

塾の責任だなぁと改めて感じた

超集中空間プロデューサー

慎塾 塾長の喜田慎吾です。


先日、次男から電話がありました。

どうやら大学の教職課程の課題で

全く手がつけられず、

意味を教えて欲しいということでした。


その課題の内容は

「妥当性の高い、信頼のおける評価はどんな評価だろう。また評価において『客観的な評価』が課題となっているが、本当にそれは可能だろうか。あなたの考えを書きなさい。」

というものでした。


…簡単じゃん


でも、わざわざ電話してくるくらいですから、

普段考えたことのない次男にとっては

難しかったのでしょうね。


妥当性の高い評価って何?

客観的評価って何?

と聞くことから始めました。


いや~分かってなかったですね~

問題の意味を押さえてから、質問してみました。


誰が見ても納得のいく評価って作れるかね?

「どういうこと?」


例えば、Aさんは前回のテストで80点だったけど

今回60点になってしまいました。

Bさんは前回30点だったけど、

今回は先生にたくさん質問したりして、

60点になりました。

Aさんの前回の評定が4だったとしたら

今回の評定はいくつにする?

「3かなぁ」


じゃあBさんの前回の評定は3でした。今回は?

「4かなぁ」


でも、二人とも60点だよ。

それでAさんは納得いくかねぇ?

「いくわけないじゃん」


そういうことだよ。

もちろん評定はテストの点数だけではなく、

様々な細かい要素からつけられるので、

こんな単純な話にはなりません。


でも、これが妥当性と客観性を考えるということです。


で、客観的評価は可能かですが、

私の答えは

可能だけど、やらない

です。


客観的評価を作りたければ

すべて数値化し、あとはAIにでも任せれば

何の忖度もなく評価をつけてくれるでしょう。


自学を頑張っているから評価を上げるとか

授業に積極的に参加しているから評価を上げるなんてことなく、

あくまで結果にフォーカスすれば

いいわけです。


でも、それってどうなの?

「数字だけで見られたら、オレとかやばかったかも…」



評価をするってものすごく大変なことです。

その付け方で生徒がやる気になって

加速度的に成長していくこともあれば、

やる気をなくして、行動を起こせなくなる人もいます。


だからこそ、

生徒と教師の関わり方が大切になります。

先生に積極的に話しに行って

良い印象を持ってもらえる人もいるでしょう。

しかし、自分からはなかなか話しかけられず、

先生と上手くコミュニケーションを

取れない生徒もいるでしょう。


先生と話す=頑張っている生徒

先生と話さない=頑張っていない生徒

という判断をしてはいけませんよね。


もし自分が教師になれたとしたら、

どうやって妥当性の高い評価をつける?

「…自分からたくさん話しに行くのかなぁ」


などなど、小1時間話をしました。

正直、何が正解かではなく、

1つ1つの行動にどのような意味を持たせるのかを考えること

そしてそれを言語化することが大事なのだと思います。


考えても言葉にできなければ

理解をしたとも、考えをまとめたとも言えません。

あえて議論をしたのも

考えを引き出し、言語化するためです。


その結果として、彼自身の中に

教育観というものが芽生えてくれたら

理想の教育とは何かをつかんでくれたら

と考えています。


私も色々考えを言葉にする良い時間を過ごせました。


このように、

人との関わり方というのは

関わった人に大きな影響を与えます。

だからこそ、

単なるお金儲けとしての仕事では

関わった相手を不幸にしてしまうかも知れません。


看護師なら看護観

政治家なら政治観

教育者なら教育観を持って

その仕事を全うしていきたいですね。


私も教育観を常に見直しながら

生徒・保護者の皆様と関わらせていただきたいと思い、

これからも日々精進していきます。

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個別指導型自立学習塾 慎塾

住所:群馬県前橋市西片貝町5丁目23-14関野ビル201

電話番号:027-212-9512

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