大きなため息をついて申込書を出してきました　　前橋市西片貝町の塾『慎塾』 | 前橋市片貝で塾に通うことをお考えの小中学生や高校生に役立つ情報をお届け

受験生にとっては

これから追い込みの時期がスタートします。

と言っても、

ピンとこない受験生も多いのではないでしょうか。

昨年の慎塾の受験生にも、

なかなかやる気を出せずにいる生徒Rくんがいました。

しかし、Rくんはここから本気で頑張り、

成績を上げ、

私立高校も全校合格し、

公立高校も志望校に合格することができました。

なかなか面白いエピソードなので、

紹介しますね。

Rくんは勉強が好きではなく、

面談をすると

「ゲームをするから勉強できない。」

と言ってました。

Rくんの中3の1学期の成績では

志望校合格は危なかったですね。

その現状を知っても

なかなか本気で勉強を始めることが

できずにいたんです。

業を煮やしたお母さんが

夏期講習をMAX、

そして

秋の入試対策講座もMAXで

申込書を書いたようです。

秋講座は

「記述＆資料特訓ゼミ」

「数学関数特講」

「数学得点力UPゼミ」

の3つの講座を用意していたのですが、

その全部を申し込もうと考えたようです。

全部に参加すると

ほぼ毎週講座を受けることになります。

Rくんは大きなため息をつきながら

申込書を私の所に持ってきました（笑）

まぁ、今まで思い切り

勉強することがなかった人にとって、

この量は相当辛いだろうとは思います。

お母さんに

無理矢理申し込まれる形だったかもしれませんが、

でも、

Rくんは拒むことなく申し込みをしました。

実はコレがRくんが

大きく変わるきっかけだったんです！

10月に講座を始めるときは、

「問題が何を言ってるか分からない」

「何をしたらいいか分からない」

「親に無理やり申し込まれた」

と言っていたんです。

でも、Rくんがすごかったのは、

提出期限に間に合わなくても、

必ず毎回全問解いて

テキストを提出してきたんです。

分からないところは

質問してきたんです。

勉強への姿勢がガラッと変わりました。

まず、質問の仕方が変わってきました。

「健大高崎の確率の(3)が分からない」

と質問にきました。

ちょっと応用なので難しい問題でしたね。

で、説明が終わったら一言

「ちょっと何言ってるか分からないです」

「どこから分からなくなった？」と聞くと

「うーん…全部かなぁ」

「じゃあもう一回ね〜」と再度説明します。

「ここまで分かった？」

と確認しながら進んだら、ようやく

「やってみます」

という言葉を聞けました。

今までは、

分かったフリをすることもありましたし、

そもそも分からなくても

質問するという姿勢もありませんでしたが、

分かるまで、できるまで

食らいついてくるようになりました。

次に取り組み方が変わりました。

12月に関数のテキストを見て、

「ホントに？！」

と思わず声を出してしまいました。

取り組んでいるテキストを見ると、

問題に線を引いたり

分かっている情報を書き込んだり、

グラフを書いたり

と解くために必要なことを

何も聞かずにやっていたんです。

もう最高です！

それまでの模試では

なかなか思うような結果を

出すことはできなかったのですが、

12月の私立高校の過去問演習を始めると

変化が出始めました。

まず、

模試よりも40～70点高い点数を

取れるようになりました。

しかも、

そこから点数が安定し、

1月からの公立高校の過去問演習では、

さらに40点以上高い点数を

取ることができるようになりました。

そして、

2月の公立高校入試で

志望校に合格することができました。

ちょっとではなく思い切り行動することで

結果は変わってきます。

行動のきっかけは

お母さんに無理矢理申し込まれたこと

かもしれません。

しかし、

「それをできるようにならなければ合格は無い！」

ということをしっかり理解し

成績を上げるため、合格のために大

量に問題を解き、やり直し、

できる問題が増えていくことで、

点数が上がり、

結果的に

「分からない」を解決する楽しさ

もつかめたようです。

2学期の定期テスト、

高校入試、

大学入試

に向け、

まずは行動してみることから始めていきしょう！