できない問題があるなんて当たり前じゃない?  前橋市西片貝町の塾『慎塾』

query_builder 2023/04/05
高校入試
思考停止

授業をしているとよく

仏像のように固まってしまう

生徒がいます。

何をしているのかなと聞いてみると、

黙ってしまったり、

「わかりません」と言ったり、

手が止まってしまっているんですね。


その時の講師の常套句は

「質問すればいいのに」


いやいや、

それができないから

固まっているんでしょう。


質問できない人もいるから、

気づいてあげなきゃ

いけないですよね。


でも、

少しずつ質問できるような関係を

作っていくことが必要ですね。


さてさて、そもそも

なぜ固まってしまうんでしょう?


それは

本当にわからなくて、

思考が停止しているから

かもしれません。


それは

わからないことを

恥ずかしいと思って、

どうしたらいいか

分からなくなっているから

かもしれません。


それは

まだ考えている途中で

頭をフル回転しているから

かもしれません。


勉強って本当に

マインドセットが大事だ

と思います。


昔、慎塾の生徒に

こんな生徒がいました。


中3生のY君です。

Y君は問題をものすごいスピードで

解いていきます。


中1・2の時の彼は

固まるタイプの生徒でした。


中3の受験期に入ったY君は

問題をサクッと解いた後

丸付けをするのですが、

10問やって1問しかあってない

なんていうことは

しょっちゅうありました。


でも彼は全く動じていません。


その点数を私に見せに来るのですが、

私が心配して

「これ大丈夫なの」

と聞いても

「大丈夫です。大丈夫です。

これから全部できるようにしますんで。」

と返してくるんです。


その後の彼の行動がすごいんです。

2回目に取り掛かり

10問中1問だった○の数が

10問中4問に


3回目をやって

10問中8問に


4回目をやって

10問中10問にする。


全問正解するまでにかかる時間は、

今まで彼が固まっていた時間よりも

速かったんです。


彼に何が起こったのか。


それは…

最終的に○になればいい

というマインドセットです。


1回目のマインドは

自力でできる問題が

どれかを探すこと。


2回目以降は

×を○にするための作業。


もう一回覚え直したり、

もう一回計算し直したり、

もう一度資料を分析してみたり…

その作業を素早くして

もう一度解き直しているんです。


中1・2生のときの

×を恐れる姿は微塵もありません。


勉強は

間違うところから

スタートです。


ですので、

間違いを恐れるて

行動できなくなるなんて

本当にもったいない。


不正解を恐れるのではなく、

「チャレンジして

できない自分に

向き合うこと」

これが勉強のスタートラインですよ。


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個別指導型自立学習塾 慎塾

住所:群馬県前橋市西片貝町5丁目23-14関野ビル201

電話番号:027-212-9512

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